親であることの幸せを噛みしめるための映画

映画『Life is Beautiful』を観ました。涙が止まりませんが、これは季節外れの花粉症だと思います。第二次世界大戦中のユダヤ人を主人公にするとかずるい。子持ちの父親とかずるい。

ここの描かれているのは(頭のネジがあちこち外れかかっているという欠点はあるものの)理想的な父親の姿。多分に「映画的」ではあるものの、いっときたりとも息子を心配させず、いっときたりとも挫けない、強い父親の姿が鮮明に描かれています。強すぎて、逆に観ている方の心臓には悪いです。あー、ドキドキした。

しかし、これは親だからこそ共感したり感動したりできる話なのかもしれません。親でなかった頃の自分には泣けなかったろうなーと思います。話が上手すぎますからね。あざといなーとか思う自分がいるのも間違いないです。でも、親である自分はそういう自分を超えてこの映画で泣けるんです。困ったものです。にやにやしながら我が子の寝顔を見るんです。困ったことに、かわいいのです。

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