Yahoo! Pipesを使ってRSSフィードを自分好みにする方法
Pipesでできること
- RSSフィードの統合
- キーワード検索や日付などによるフィルタリング
- たぶんもっといろんなこと
使い方
Yahoo! Pipesを開いてログイン。
Create PipeあるいはCreate a pipeをクリック。
この画面が基本。Quartz Composerにそっくりですね。
基本モジュールの一つ、『Fetch Feed』を右の作業領域にドラッグ&ドロップします。
『Fetch Feed』などのinputモジュールを何もない状態で配置すると、初回のみoutputモジュールが自動で作成されます。
各Fetch FeedモジュールのURL欄に購読したいRSSフィードのURLを入力します。今回はNature、Science、Cellの最新号のRSSフィードをそれぞれ使いました。
また、Fetch Feedモジュール内のプラスアイコンをクリックすることで、同一モジュールで複数のRSSフィードを取得することもできます。今回はCellに加えてCell Host & Microbeのフィードも追加してみました。愛読紙なので。
RSSフィードの統合にはOperations内のUnionモジュールを使います。モジュールを配置したら、Fetch Feedモジュール下部の白丸をドラッグし、Unionモジュール上部の白丸にドロップします。モジュール下部の白丸はアウトプット、上部の白丸はインプットに対応しているので分かりやすいですね。
次はFilterモジュールを作成し、先ほど統合したRSSフィードの中からキーワード『genome』をdescriptionに含むフィードのみを抽出します。
最後にFilterモジュールからPipe Outputモジュールにパイプを繋ぎ、Refreshをクリックして結果を確認します。フィードURLの入力ミスやFilterの設定ミスがない限り、結果が表示されます。
あとは作成したPipeをSaveすると表示されるRun Pipeをクリックし、
好きな方法でPipeを通ったRSSフィードを購読すればOKです。
結論
豊富なモジュールでRSSフィードを自分好みにカスタマイズできる上、webベースで環境に依存しないのがYahoo! Pipesの良いところですね。RSSフィードのグループ化やフィルタリングはGoogle ChromeやFirefoxの拡張機能でもできますが、あくまでもRSSリーダー側の処理なので、様々な環境で同じカスタムRSSを購読したい場合にはPipesが今のところ最強ではないでしょうか。
謝辞
Yahoo!のエンジニアさまに。